昨夜、寝る前に世田谷の川 探検隊を読んでいました。読んだ中には北沢川 桜上水支流 (きたざわ-がわ さくらじょうすい-しりゅう)も含まれます。もちろん、この桜上水支流は何回も歩いたことがあり、よく知っています。
さて、今日になって散歩で桜上水駅の方に行ったので、そのまま桜上水駅付近から桜上水支流を歩いてみました。
ところが、途中で「むむむ? こっちも水路跡っぽいぞ」という場所に出会いました。
地図で図示する §
AからCまでが桜上水支流(一部)の大ざっぱなライン。Dが分岐点で、そこから北に向かって遡上していきます。I点までは歩くことができます。I点から見てJ点までは水路跡らしい経路を見ることができます (写真は後述)。線路を渡った先は、Google Mapsの航空写真によって、水路跡っぽい筋を見つけられたのでプロットしてみたものです。M点より先は分かりません。このあたりに水源があったという可能性もあり得ますが、更に続きがあるという可能性も否定できません。
ちなみにD点からH点までは明確な道が存在しますが、Google Mapsには道として描かれていません。
I点から南を見る §
突き当たりは世田谷区立松沢中学校です。
I点から北を見る §
ここから先は入れませんが、京王線の線路まで不自然な細い土地があり、水路跡らしいムードがあります。また、防災倉庫があるのは、玉川上水跡地周辺にも見られる状況で、水路跡に典型的に見られる特徴なのかもしれません。
感想 §
これほど身近な場所に、まだ見落としがあったとは。このI点は東西を通る道を歩いて何回通過したか分かりません。これだから、徒歩圏内の「郷土の歴史」は面白い。
追記 §
D点~H点は直線的な経路であり、明らかに天然の川の跡ではないでしょう。しかし、水路跡っぽいムードは感じます。
しかし、H点~M点は線路北側の曲がり具合が川っぽいような気がしないでも。
いずれにしても、川というよりも農業用水に近い性格かもしれないという気がします。
更に追記 §
実は航空写真等を参照して検証を継続していますが、どのような解釈が適切なのか全く判断できない状況に陥っています。なかなかトホホです。